バレンタイン(2020)

すみれ 愛(すみれ あい)

すみれ 愛(すみれ あい)先生
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  • バレンタインコラム

    今年も、2月の勝負どきがやってきましたね。
    恋する人たちは皆、年明けから(もしくは昨年からすでに)ドキドキワクワクしたり、渡そうかどうしようか葛藤に苛まれたり、様々な感情をバレンタインに向けて抱えていらっしゃるかと思います。
    私は音楽家の中田ヤスタカさんが好きなのですが、Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」にあるように、「デパートの地下も揺れる♪」と(本当に素晴らしい曲だと思います)、鼻息荒くこの商戦に参加するもよし、素敵な手作りで思いを込めるもよし、義理チョコはあんまりやりすぎると大変だから縮小しようと目論むもよし、あてはないけどただ単に可愛いチョコレイトが並ぶこの時期をウインドウショッピングにて楽しむもよし…。様々な過ごし方があると思います。

    バレンタインはお菓子会社の陰謀、などと言われたりもしますし、踊らされるのもなんだかなと思いつつも、これだけ日本中に浸透してしまえば、その日を無視して過ごすわけにはいかないと多くの人は思うことでしょう。
    チョコの数で人望が決まるわけではないですが、男性側としても一抹の期待をしていることは確か、大好きな彼を喜ばせるには絶好の機会、この機会を逃す手はあるまい…。
    なんですが、何をどのようにしたら喜ぶか、それは本当に人によって千差万別ですし、一般論には落としきれないところが正直あるかと思われます。
    状況や彼の心情にもよりますから、詳しくは鑑定をご依頼くださいね。

    【バレンタインデーに隠された意味?】
    さて、バレンタインデーの由来としては、キリスト教から派生したもの。当時の厳しい社会制度の中、恋人たちの味方をしてくれていたヴァレンティヌス司祭、気の毒に結局処刑されてしまったのですが、その処刑日が2月14日、女神ユノーの祝祭の日だったためにこの日が恋人たちの日となったらしいです。
    たとえ恋人たちの日となったからといって、この日に愛の告白をし、チョコレイトに限定してプレゼントを送るならわしを行なっているのは日本だけらしいですが、女神ユノーとは実は女性の結婚生活を守る神。そこから鑑みるに…。私はある意味このバレンタインデーには「女性の(正妻としての)権利を主張する」意味合いがあるのではと感じています。

    ジューンブライドでお馴染みの「6月」=Juneもこのユノー(Juno)が由来ですし、浮気者のゼウス神(浮気者と言っても何がどの程度浮気だったのか、その解釈は諸説ありますけどね。なにせ神ですし)の正妻だったJunoの権利や主義主張が実は込められている気がしてやまないのですが、まぁ法律上の正妻ではなかったとしてもそれだけの思いがあるのであれば主張する、そのような日であると認識しても良いのではないでしょうか。




    もちろん義理チョコや友チョコで気軽に楽しむイベントでもあるわけですが、一方で「正妻の権利を主張する日」として捉えてみたところ、女性にとって時に人生をかけた大舞台とも言えるほどの重要な日になってしまうかもしれないのですから、この機会に自分は誰を本当に愛しているのか、誰の正妻としての権利を生涯かけて主張していきたいのか、真剣に考えてみるのもいいかもしれません。誰の前にも、現状やしがらみ、障害等があるわけですが、そういうものを仮に全部取っ払ったとして、単純に自分の心だけにフォーカスして考えてみる…。それだけ人を愛せることは素晴らしいことですしね。

    ただ、女性としてこの問いかけの一番の答えがなんであるか。それは基本的には「私は私を一番愛している」でなければいけません。実は(笑)。「私は私を一番愛している」と言えない女性は、なんだかんだいって結果的に愛されないのです。自分への愛が足りないなぁと思う女性は、まずそこを一番に考えた方が良いですね。それをしながら、愛せる、いや、愛してしまうパートナーを得る。むしろ、「私」を一番に愛している女性は、ぴったりのパートナーが向こうからやってきます。そんな、自分を一番に愛している女性が主張する「正妻」の権利、それには女神ユノーも最大限の恩恵をもたらしてくれます。それが、バレンタインデーの真の意味かもしれません。

    【バレンタインのおまじない】
    そんな、自分自身をも愛する女性にとって一年に一度のこの日。愛する人への想いも伝えたい…。最大限の効力を発揮するのに良いアイテムや食べ物をご紹介しますね。これは私自身、魔術にはまって研究していた時期に、最も女子力が高まると判断した一推しのものになります。

    ・りんご
    ・レモングラスとローズのお茶
    ・アロマオイル(ベルガモット)
    ・フラワーエッセンス

    まず、りんご。これは女神フレイヤの恩恵を受けた、生命力と愛のシンボルですが、日常でも手軽に手に入りますし、口にすることはありますよね。アダムとイブの神話でも知られ、禁断の果実とも言われますが、けっこうな魔力を持った食べ物でもあります。ただ、無意識に食べているだけでは何もならないのですが、その都度りんごの持っている愛のパワーを感じながら、女神フレイヤの恩恵に感謝しながら、大事に食べてみてください。思い描く理想の愛のパターンを想像してみても良いかと思います。ご自分の中の女子力は上がり、引き寄せ力もアップすると思われます。
    これは、男性の方にも適用できると思いますね。愛情の深い男性はかっこいいですしね。

    それからレモングラスとローズのお茶。この2種類のハーブ(ローズは花びらを乾燥させたもの)をブレンドさせたものは基本的に恋愛力を高めると思います。自分でブレンドして飲むのが最適なのですが、りんごと同じく、女子力を高め恋愛を持続させる効果が期待できました。ローズは高貴な感覚を自分にもたらしてくれるし、レモングラスは虫除けにも使われているハーブということで、自分の中の内的環境を美しく整え、変な虫が寄り付かないようにしてくれる、結果的に充実した恋愛に導いてくれる、ということなのかと思います。

    アロマオイルで良いなと思ったのはベルガモットなのですが、これは基本的に精神を柔らかくリラックスさせてくれます。一般的にはイランイランが恋愛に良いと言われたりしますが、私は強すぎて官能に傾きすぎるかなという感を受けました。安眠にもつながる効果のあるベルガモットで自分自身を快適に柔らかい状態にしておくと、自分を愛する気持ちも高められますし、結果的に良い恋愛を引き寄せられるという算段です。これらのアイテムは、日常的に使っていくことが基本となりますが、急を要する場合(笑)、バレンタインデーまでに即効性を求めたい!というような場合は、キャンドルを炊いて、女神フレイヤに感謝を捧げながら食べたり飲んだり香りを嗅いだり…。1週間くらいやってみてください。そうすることで、恋愛に対する効果を期待することができると思います。

    それから、フラワーエッセンスも有用です。フラワーエッセンスとは、アロマオイルと混同されがちですが異なるもので、お花のエネルギーを抽出した液体で香りを嗅ぐのではなく、基本的に飲むものなのですね。植物の持つエネルギーというのは潜在的に様々なパワーを秘めていて、摂取することで内面的に深く作用してきます。最近では医療の現場で使用されることも増えているとのこと、確かな実力を誇るものなのですが、恋愛用にブレンドされたものを選ぶと一足飛びに効果を得られるのではと思います。
    ファシネーションという名前で知られる製品なんかは、モテコスメと言われていたりしますね。
    私はこの製品を飲んでいて、実際にえらい女子力の上がった人を知っています。こういったものを試してみられるのもいいと思われます。

    【幸せな恋愛のために気をつけること】
    女子にとって一世一代の大舞台となる可能性のあるバレンタインデー、この日を成功に導くために、様々な努力は可能になりますが、基本的に心がけていると良いのは
    「女性は受け身でいること」なんですね。

    これは女性と男性との性質の違いと言ってもいいかもしれませんが、実際に鑑定をしていても思うのですが、基本的に男性側が動いて成就した恋愛の方が、その後もうまく行きやすいというのがあります。
    男性側は本能的に、どの女性が自分に合っているか、自分に力をもたらしてくれる存在かを嗅ぎ分けているところがあります。
    もちろん優しい男性だったりするとこちらから動かないとどうにもならない、真面目な男性だったりすると仕事にばかりエネルギーを使ってしまって恋愛どころじゃない、という諸事情はあるかと思いますが、それでもやっぱり男性側が動いた方がその後も長続きしやすい…。
    一時期は、そういった意味で女性からの告白に異を唱えていた作家さんもいらっしゃいました。
    男性側が自ら決断して動いた方が、責任も持つことになるから良いということのようです。
    女性側は、好意をアピールしたり、意思表明をすることはあっても、基本的には好意を寄せてくれる男性、自分の女性としてのパワーに神性を見出してくれる男性を待った方が良いです。

    この「待つこと」ができるかどうかは、先ほども述べました「自分を愛すること」ができているかどうかにも関わってきますが、やはり人と比べてしまうと焦りが出てきて待つことができなくなってしまう…。自分を愛して「人とは比べない」ということがまた、大きなポイントになってくるかと思われます。
    人と比べて何かを得ようとすることは、自分を愛するのではなく自分を痛めつけている行為になるのですね。
    なので、おしゃれひとつとっても、自分が好きで楽しんでやっている分にはいいけど、誰かと比べて勝るためにしているおしゃれは、結果的にその人の魅力を半減させてしまうことに繋がりかねません。
    もし、好きな人の好みのタイプが自分と違っていて、そこに努力して合わせて得られるものがあったとしても、それに自分自身が快適さを持っていなければ、「嘘の自分」が「嘘の恋愛」をしていることになるので、結果的に成就したとしても満たされません。
    あなたはあなたのままで、ものすごく素晴らしい存在なのだから、自分を精一杯に愛してあげてください。
    そうすることの積み重ねで、極上の恋愛がやってきますし、逆に言うとそうやって自分自身を精一杯に愛して生きていないと、あなたにぴったりのパートナーはあなたのことを見つけられないのです。

    自分を愛するということは時に、他人を一切遮断し、世間の常識等も逸脱して考えてみることが必要になるかもしれません。もちろん人を無作為に傷つけてしまっては自分を愛することにはなりません。自分を愛している人は、他者にも愛を放出していく形になりますから。

    いま、あなたが、愛されるために「こうしなければならない」と思っていること、それを炙り出して一旦はやめてみる。
    自分自身と対話して、本当に自分に与えてあげたい愛とはどのようなものか考えてみる…。バレンタインデーという一日を、そのようなことにあててみるのもまた一興かと思います。

    【女性性の素晴らしさ】
    女性というのは受け入れる性であり、男性は行動していく性ですが、今の世の中は逆転しているかもしれないですね。
    そのために、女性も自分の力を実感しづらくなっているかもしれませんが、基本的に女性とは、自分で自分を満たしていくことのできる存在です。男性には持っていない大きな力を基本的に宿している素晴らしい存在なのです。
    だから男性は女性を側におきたいと思うのですね。男性は女性を通してでしか得られない力がある。
    ただ、その素晴らしい力も、誰に対しても効力があるわけではなく、特定の男性にしか効力を発揮しない。その人の持っているその人らしいところを泣いてありがたがってくれるパートナーは確かに存在しているのです。

    よく、これまで一度も恋愛をしたことがなかったり、恋人ができたことがないと心配される方がいらっしゃいますが、これは実はとても素晴らしいことです。その分自分自身をよくわかっているし、自分の力を高めているのですから。そういう人の方が、ある意味自分自身を愛するということは得意かもしれません。人に振り回されて自分を消耗させる経験はできれば少ない方が良いでしょうし、経済的に自立していた方が自分自身を活かした恋愛に出会える可能性は高いと思われます。純粋に気持ちだけで動くことも可能ですしね。

    もちろん「待つこと」といっても漫然と待つのではなく、ひたむきに生きて自分を高めていくことは必須課題かなと思いますが、それが真に自分自身を愛することに繋がりますし、あなたのあなたらしい女性らしさを輝かせることができます。
    それを、最愛のパートナーは嗅ぎ分けて引き寄せられてきますから、ぜひ、そうした心意気に目を向けてみてくださいね。

    女神ユノーが正妻の権利を後押ししてくれるバレンタインデー。様々な角度から、恋愛やあなた自身を見つめ直してみて、最大の恩恵を受け取ってくださいね。

    お読みくださり、ありがとうございました。




    すみれ 愛