更新日：2025年11月15日

11月後半から12月にかけて鳴る宇宙のアラームは、11月20日の新月と、12月5日の満月です。新月では蠍座の終わりで太陽と月が重なるもので、満月では射手座の太陽と双子座の月が向き合っての満月です。

これらの新月と満月の質感はかなり違う感じのものでしょう。蠍座で起こる新月では、向こう約半年間に渡る問題提起が行われそうで、少し長いスパンで取り組むことが、改めてリセットされて示されるようです。一方、12月の満月では、様々なことが流動的の極み…のような様相ですから、満月においては変化に富んだ流れが極まっていくことでしょう。新月で提起されることは底辺にちゃんと存在しながらも、満月に向かって日常レベルでは、右往左往と変化に翻弄されるような面持ちかもしれません。

このように、底辺と表面と二重に物事が進んでいくのには、水星逆行も関わっています。11月の中旬から射手座で逆行になった水星は、11月下旬には蠍座まで戻り、12月の中旬にまた射手座に入り直すまで、過去と未来をごちゃ混ぜにしながら目の前に見せてくれるようです。根本的な解決の為に取り組みながらも、日々のあれこれには右往左往させられる…といった感じに体験することが多くなりそうです。いずれにせよ11月後半は、進んでいるようでいて過去の課題ばかりを取扱うかのような面持ちでしょう。

そもそも射手座と双子座の性質には、2つのものを目指すなど二重性を含むものですから、スピード感はあるものの、どこからどこに向かって行きたいのかは少々あやふやな側面もあるものです。それ故に、人によっては必要以上にやたらと手間と時間を費やす…という事も起こりやすいでしょう。明確に、1つに、目標を絞りにくい背景なのです。射手座太陽の伸びやかさが、何かと裏目に出る感じ…といった体験の仕方も多いかもしれません。

とはいえ射手座の太陽にナビされるこの時期は、射手座の支配星である木星の性質から『正義』を求める時でもあります。多少の無駄足があったとしても、あるいは、なかなか難しいハードルが出現したとしても、やっぱりちゃんと正義を目指していく…という成り行きになりやすいでしょう。

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